御神札をおまつりする施設を神棚といいます。その名の通り、長押などを利用して天井から棚を吊り、注連縄※を掛けて神聖な空間を区切り、その中央に御宮(神殿)を納め、扉の正面に神鏡を据え、左右に榊や灯明具を立てるのが正式です。しかし、現代の住宅で棚を吊るのが不可能な場合は、飾棚や家具の上を利用して御宮(神殿)を据えれば充分です。それもできなければ、柱や壁にかけられる簡易型の御宮も用意されています。
※ | 注連縄は、ない始め(大根じめの場合は太い方)が向かって右側に来るようにします。 神棚の位置は、家庭では床の間のある部屋や居間(リビングルーム)など、会社では事務所や会議室など、それぞれの生活の中心となる部屋で、お供えやおまいりのしやすい場所にします。方角は、神さまが南か東を向くのがよいとされています。 神棚は常に清潔に保つように心掛け、榊は毎月1日と15日に取り替えるなどして、いつも青々としたものを立てて下さい。 |